ぽつんぽつんと書くブログ

飽きっぽいので、我慢せずに飽きることを許容しながら、ぽつんぽつんと生まれてくるブログ

今更ながらPebble Timeを買った

敵対的買収を受けた結果、来年以降のサービスの存続が危ぶまれているPebble Timeを、今更ながら買ってみた。

Fwの最新は4.3だが、それにアップデートするとSOSが頻発し、電池消費量もひどかったので、4.2にダウングレードした。そうしたところ、公称通りの電池の持ちになり、SOSも発生しなくなった。しかし、大多数のウォッチフェイスとウォッチアプリが4.3でなければ動作しないことから、そのままではかなりわびしい状況となる。そこで、安定するまで、試行錯誤を繰り返してみた。

 

結論から言うと4.3で安定した。

以下その手順となるが、必ずしもこの手順に再現性があるとも限らないから、期待しないで試すくらいの気持ちで読んでほしい。

 

手順は以下のとおり。

  1. まず、初期化。スマホ側のBlutoothのペアリングを解除し、続いてPebble側で設定画面から初期化する。
  2. スマホ側のPebbleアプリで再接続を試みるとペアリングが始まるので、接続する。
  3. 自動的に4.3へのアップデートが始まるので、しばし待つ。
  4. 完了すると日本語化前の4.3がインストールされた状態となる。
  5. 続いて、スマホ側で4.2のファームウエアを落としておき、ファイラーなどで開き、Pebbleアプリで開く。
  6. 4.2へのバージョンダウンが始まるので、しばし待つ。
  7. akt08.zipのメニュー日本語化版をインストールする。これで、安定した4.2の環境が構築される(4.2で使い続ける場合はここで終わり)。
  8. スマホ側のPebbleアプリの上に表示されている黄色い「!」アイコンをタップし、4.3にアップデートする。
  9. akt08.zipのメニュー「英語」版をインストールする。これで、安定した4.3の環境が構築される。

 

どこが必要でどこが不要なのかの切り分けはできていないが、これで安定した環境となった。どういうわけか、いきなり4.3にして、英語メニュー版の日本語化をしても安定しなかった。どちらも試してみて、上の方法でだけ安定した方がいたらコメントを残してほしい(返事できないかもしれないけど)。

 

上記のとおり、日本語化にはakt08.zipを利用した。09以降は、PebbleTimeよりメモリーの少ないPebble2の為にフォントの数が減らされているので意図的に古いバージョンを当てた。 

この状態で安定しているので、SOSが頻発している方がまだいるならば、参考にしてほしい。

 

WatchFaceは、ビジネス用には天気とカレンダーが表示されているForeCalを、オフ用にはPrismClockのようなカラフルな系統のものやWeatherGraph、Weather Waveのようなお天気マニア的な系統をつかっている。

なお、個人の感想としては、他のスマートウォッチとは違い、あまりリアルな系統のWatchFace(実在するアナログウォッチの盤面を真似たもの)は合わない。暗いし、解像度が低いので、チープな感じが際立つ。

 

アプリも期待していたのだけど、あまり使えそうなものは多くなかった。

  1. GoogleTasks …AndroidのスライドメモProとの相性が良い。タスク管理から、単なるテキスト共有にも使える。
  2. Mini Map、SimpleMap、PalMap …地図アプリ。少しずつ機能が違うので、どれが合うかは好みによる。
  3. Wikipedia …日本語音声認識がごにょごにょ必須なため、それ無しだとランダム表示か、周辺施設検索くらいしか使いみちがない。それなのに、表示してみると本文がきちんと表示できるものは一部にかぎられており、実に悲しい。
  4. Timeline …標準のスケジュール表示機能+α。ただし、アルファの部分はうまく活用できていない。でも、スケジュール表示機能だけで見ても、秀逸。

 

もっぱら「スマートな機能」については、Androidの通知転送と、日本語では定型文だけながらLINE等への返信くらいしか使いこなせていない。

なお、通知を活用するため、Android側にもともと入れていたTaskerを利用して、いくつか専用のマクロを組んである。

AutoAppシリーズのAutoPebbleを入れたが、かなり細かな制御ができるため、擬似アプリ的なものも構築可能だ。

例えば、オリジナルのメニューやPebble通知から選択してIRKitを制御することも可能なので、自宅のWi-fiを掴んだ時にPebbleに通知を飛ばし、選択ボタン(右中央ボタン)を押すと、自宅の照明やエアコンがつくような動作を仕込んだ。これでTaskerだけで大抵のことができる(ウォッチに画像が飛ばせないのだけが残念)。

 

こんな感じにシンプル(?)に使っている。

ナビと連携できればよかったがそれはできなかった。GoogleマップYahoo!地図のナビ通知は特殊なようで、Pebbleアプリをはじめ、TaskerやAuto notificationでは通知をつかめないためPebbleに通知を転送できないのだ。

いくつかナビ的アプリもあるようだが、細かな制約があり、気持ちよく使えるものがない。それだけは残念に思う。