Boox T68のおすすめ設定+Tips
端的に言えば、凄まじく遅くて、タップ位置が1センチもずれるこの端末をどのようにしたら、マシに使えるか、というTipsだ。
A2 Modeを使え
Booxには高速描画モードであるA2 Modeというのが備わっている。
挙動から推測するに、白黒二値での描画(FAXみたいな感じ)にし、かつ、リフレッシュの頻度を落とすことで動作を高速化しているようだ。
画面右上にある更新マーク(丸い矢印)がA2 Modeのボタンである。
- 標準(16階調グレースケール)=A2 Mode解除時
- A2 Mode Quality first
- A2 Mode Performance first
の三種類のモードがある。
下2つについては、体感できるほどの差はない。少なくとも私には。
白黒二値になるので読書等には使えないが、ファイラーやテキスト編集時には重宝する。
特に、Google日本語入力が文字を取りこぼすときは、A2 Modeにすると改善することが多い。
物理キーによる独自ショートカットキーをマスターしろ
- Menuキー長押しで強制リフレッシュ。特にA2 Modeの時に一瞬だけ標準(16階調)に戻す時に重宝する。また、「あれ?ボタンを押したけど、真っ白になって先に進まないな。」という時に押すと画面が現れたりする。
- 戻るキー又は決定キーの長押し。フロントライトのON/OFFを切り替えられる。
- 上下左右キーはカーソルキー、決定キーはEnter、ページ前後はPageUP/DOWNキーに割り当てられているようだ。
とにかくタップ位置がずれることによるストレスが最も辛いから、物理キーを多用することも一計である。
例えば、「メニュー>下下>決定」といった操作である。
壁紙は白にしろ
黒系にするとスクロール時の残像がひどい。
Androidの設定画面でいじくれ
デフォルトのホームアプリであるOnyx Launcherから呼び出せる設定はごく一部である。
好きなホームアプリを入れて、そこから設定を呼び出せばAndroid本来の設定画面を呼び出すことができる。
BluetoothはOFF
これも好みだ。何故か自分の環境ではBluetoothでのテザリングはできず、キーボード・マウスも使用しないので常時OFFにしている。ポメラを志向している人とは袂を分かつことになる。さらば。
ディスプレイ設定は独自になっている
- 操作が行われなければ3分経過で画面OFF
- 15分操作がなければ電源OFF(スリープではない)
- 15分通信がなければWifiを自動OFF
といった設定ができる。私の場合は、この機能の一部を利用せずTaskerで実現している。好みだろう。
画面がONになった時にWifiをONにする機能はないようである(これがきっかけでTaskerに移行した)。
なお、3つ目のWifiをOFFをにする機能については、「never」にしても切れるという不具合があるらしく、あちこちでクレームの書き込みを見かけた。その場合は、60 minutesで運用するしかないだろう。
ユーザー補助で字を大きくしろ
大きい文字サイズにすることで、タップ位置がずれてもなんとかなる。
ついでに押し続ける時間を「中」にした方がいいかもしれない。